江戸川橋の「マティーニバーガー」に出かけた。
NY出身東京在住のアメリカ人が作った、ハンバーガーショップである。
店の名がついた「マティーニバーガー」は、100%牛肉のパテを、イングリッシュマフィンに挟み、バターとハーブソースを加えられている。
一口食べた。
ん。ん? パテもマフィンもソースもいい。
いいが、なにかこう、食欲に訴えてくるものが少ない。
連れは、「マフィンの頼りなさがパテと合わないんじないか」と述べたが、いや課題は別のところにあると推察した。
そこでマフィンを外し、パテに塩胡椒を振ってマフィンを戻した。
連れに食べさせると、「うまい」と言って目を輝かす。
マフィンのせいじゃないことを証明するために、普通のバンズを使い、ゴーダチーズとチェダーを交互に乗せ、アイオリソースをかけた「五番街」を頼む。
こちらも塩胡椒をしていただく。
どうも我々庶民には、塩胡椒をして少し下品にしていただいた方が、口に合う。
肉の良さが引き立つ。
さらに「アストーリア」という亜種も注文してみる。
これは羊肉である。
そこにミントとキュウリのヨーグルトソースと赤玉ねぎが加えられている。
おお。お羊様の香りが爆発する。
イスタンブールでトルコ人が始めた、モダンバーガーといった風で、実にマニアックなのであった。
江戸川橋の「マティーニバーガー」
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