弁当勝負 第28番 京都駅編
朝8時の京都発東京行き。当然ながら皆朝食駅弁を食べて、勝負のしがいがあるぞと、意気揚々と乗り込んだが、誰も食べていない。
サラリーマンが9割しめていて、恐らくホテルで朝食を済まして来たのだろう。誰も駅弁を開いていない。
しかしいらっしゃいました。60代のご夫婦が、今まさに弁当を取り出したではないか。
いざ勝負。
僕は散々悩み、「京筍 炊き込みご飯弁当」を購入した。京都洛西 大原野筍使用とある。
開ければ、筍の穂先と木の芽に筍ご飯、甘辛く煮た筍にサワラ西京焼き。いいぞ。
味付けも悪くない。
老夫婦は、健康志向なのだろうか。「30品目以上弁当」と「野菜たっぷり弁当」。いずれも900円代の弁当である。
仲睦まじく、弁当を開けると中を見せあっている。ここでおかずの交換などが行われていたら、負けを覚悟したが、見せ合っただけで、それぞれを黙々と食べている。
値段が高い分、僕が不利だが、相手の弁当は、JR東海パッセンジャー社謹製である。
これは余裕で勝ちだろう。やはり駅弁は、土地土地の旅情を盛り込まなきゃね。
今日も勝利だと、得意顔で筍弁当業社のパッケージを見直した。
中谷本舗。所在地奈良。ああ、こりゃあ引き分けだ。
京筍 炊き込みご飯のお弁当 1240中谷本舗
ご飯2 おかず 2 価格1箸0 特記0 郷土色か個性点1 総合6点
さわら西京焼きが今ひとつ、野菜味濃いがいい(特記と郷土色か個性は0〜1日評価 他は0〜2評価 0→今一つ 1標準 2おいしい 箸0食べづらい 1少し短い
<駅弁勝負> 第46番 京都駅編
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