〜寝起きの揚げ物攻撃〜
人生で初めて、朝4時からの揚げ物攻撃を受けた。
寝起きで唐揚げ、フライ攻撃である。
大安食堂の名物手羽先唐揚げは、カリカリの衣からしっとりとした肉が現れる。
「すごくおいしくはないけど、ほどほどおいしい」と、青森県人特有の謙虚で売られるサバコロッケは、彼自身、青魚が得意ではないという発想から生まれたという。
これは、鯖の炊き込みご飯を揚げた、日本版アランチーニか。
青紫蘇の香りが効いておいしいぞ。
さらに大安食堂に戻れば、「超分厚いハムカツ」のコピーに惹かれて、購入してしまった。
厚さ8センチの堂々たるハムカツは、実に下品でよろしい。
お次は、鯖フライである。
サバの切り身を直接揚げた天ぷらで、サクッとした衣からサバのうまみがこぼれ出る。
最後は、揚げ煎餅。
ご存知南部せんべいの天ぷらである。
つまり小麦粉on小麦粉というわけね。
水に浸して、柔らかくしてから衣をくぐらせ、揚げたせんべいは、さらにやわやわとなっている
存在感が薄くはかなく、微かにせんべいの香りがするあたりが、いじらしい。
八戸 館鼻岸壁朝市場にて
〜寝起きの揚げ物攻撃〜
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