彼の明日。

ハノイ報告vol4

続いてフォーガーの有名店「マイアン」へ。

直訳すれば「彼の明日」。

だとすれば、素敵だなあ。

 

もうすっかりお尻になじんだ簡易椅子に座れば、

1分もたたないうちに運ばれる。

澄んだスープ。淡い味。

微かにグルソーを感じるけど、一口飲んで

「ほうぅ~」と、満足のため息。

この味は、ベトナム人の辛抱強さと優しい笑顔だ、

ベトナム人風に、レンゲに麺を乗せては食べてみる。

 

コリアンダー、のこぎりコリアンダー、カパオ(バジル)、バイマク

スペアミント

酢漬けにんにく、唐辛子、ちょいとニョクナム。

そしてレモン(ライムではないんだね)。

うす味のスープに、一つ一つの味や香りをつけ加えていくと、

ジグゾーパズルのようにパチリと味が決まって、箸を持つ手が加速する。

本日昼食3食目、チェー屋も入れれば4軒目だというのに、

レンゲが、スプーンが止まらない。

 

うん。僕も店名のように、力づけられて、再生した。

(朝一番と夕方と二回食べましたが、なぜか夕方の方が、味が薄く安定してました)。

 

1杯4万ドン。160円

現地の人は、この店はとても高いという。