弁当勝負31番。
東京駅祭にて今回も初物を購入した。
秋田の朝ご飯を表しましたという、コピーに惹かれたからである。
一見普通の鮭弁当に見えるが、かなり個性的である。
漬物がいぶりがっこなのははいい。トンブリいりかまぼこもいい。
変わっているのは、いぶり大根漬けやいぶり人参の天ぷら、穂紫蘇入りキノコの味噌あえである。
普段から秋田の方は、こういう料理を食べているのだろうか?
燻香の効いた人参の冷めた天ぷらや砂糖入りでかなり甘い味噌から穂紫蘇が香るキノコ、齧ると強い燻香が鼻に抜けていく大根浅漬けと、食べる人の寛容さというか、許容度が試される弁当なのであった。
紅鮭は薄く固く、しょっぱく、それはそれでいい。決して、あと100円出せば、「てとて」の立派な鮭弁当が食べられるなどと考えてはいけない。
箸の長さが良かったので、意外と高得点になったが、これでは負けるかもしれないとおののいたが、朝7時半発の新幹線で探せど探せど弁当を食べている人がいなかった。
ところでこの弁当、あきたこまちと紅鮭幕の内なのか、あきたこまちの紅鮭幕の内なのか?
どっちやねん。