函館から「渡辺料理店」を経て、広島に串カツを食べにきた。
串カツと言っても、パン粉は付けない。
天ぷら衣のように、卵を入れない。
小麦粉と水か、小麦粉だけをはたいて揚げるんや。
食べるんは、いく通りもある。
アルミの皿が三枚出され、一つは加減醤油と一味、一つは塩を入れる。
最後の一つは、ソースと言わんでタレを入れる。
その他塩胡椒もあるんや。
例えば穴子は、尻尾のカリッとした半分は、腹側に塩とレモンで、頭に近い味の濃い部分は、裏解して、わさび醤油を皮側にかけて食べる。
とんかつ(一口とんかつね)は、タレ(ソース)をかけてから胡椒を振り、胡椒側を舌側のして食べてくださいと指示が出るんや。
どれも理にかなっていておいしい。
どのネタも、食べ方があって指示されるけど、嫌味はなくて愛がある。
昨夜のネタでお気に入りは、広島ならではの醤油をかけて食べる小イワシ。
レモンかけてから塩胡椒で食べるトンカラ、つまり一口豚の唐揚げ。
小秩は一個はそれで、二個目はキャベツに挟んで食べるんだな。
傘の裏側にレモンをかけて食べる椎茸。
タレをたっぷりかけるけど、噛んでいくうちに甘みがぐんぐんと滲み出る、にし貝かな。
そっして特別に持ち込み、揚げてもらったカチョカバロだな。