小学六年生の佐藤夢奏さんと会った

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小学六年生の佐藤夢奏さんと会った
彼女は、起業するのだという。
日本では、起業に年齢制限する法律は定められていない。
しかし会社設立のためには、印鑑証明が必要で、それは15歳にならないと得ることができないため、母親と起業するという。
彼女は、「まなそびてらこ」という子供ども記者クラブを、今やっている。
学び、遊び、寺子屋の略である。
小学生四年のときから、いろんな人をインタビューして記事を書いている。
そしてアウトプットの大切さに気づいた。
学校で課せられる読書感想文も日記もアウトプットなのかもしれない。
しかし自ら決めた方と会い、その気づきを文章にする。
それこそアウトプットであり、学びなのではないかと考える。
いじめも体験したが、冷静にいじめっ子に共通する意識を分析した。
するとその多くは、親から嫌なことを強制され、日々逃げ場がない子達だったという。
遊びを考えるように、もっと多くの子どもたちが自ら学を創り出し、学べないだろうか。
そのことが彼女とっての記者クラブだったのだろう。
パンケーキで成功した社長をインタビューした5人の小中学生の文章は、それぞれに視点が違い、“気づき”を生き生きと表現した記事だった。
サポーターを増やし、サポート企業を増やし、もっと多くの子どもたちが参加できないだろうか。
その思いが、事業化へとつながった。
地方の子どもたちが都会にばかり目を向けないで、地元の食や会社に注目して記事を書く。
それは後々、地方創生にもつながるだろう。
あらゆる産業や芸術に目を向けて、多くの子どもたちが成功者へインタビューする。
それは日本の知的、文化的豊かさを育むことにつながるだろう。
近いうちに日本に限らず、世界とつながっていくに違いない。
彼女は、食に強い関心があり、僕の本も読んでいただいている。
ぜひサポートをお願いしたいといわれ、会ったのである。
彼女のブログにこうあった。
「小学1年生からは食べることの視点が変わってきました。
今までは「食」を、「口にするもの」「当たり前のこと」と考えていましたが、
今では、「命をいただくこと」
「たくさんの人の手によってつくられ、私たちのもとに届けられるもの」
などと考えるようになりました。
そして「まなそびてらこ」の基本理念を、こう書かれている。
「多様性の種から、可能性の花を咲かせたい!」
これからの時代をよくするのは、我々大人ではない。
もう、彼女たちの世代である。