<駅弁勝負>第24番  勝った。また勝った

駅弁 ,

勝った。また勝った。
名古屋発11:42発東京行き。
隣のオジサン一人は、淡路屋の「旅の幕の内」。うむ中々やるがまだまだだな。
一人は、JR東海パッセンジャーサービスの「名古屋のにぎわい」。完勝。
後ろのカップルは、JR東海パッセンジャーサービスの「牛タン弁当」と「牛すき重」。うん。二人とも牛肉好きなのは微笑ましいが、まだまだ人生の勉強が足りていない。
しかもおじさんふたりもカップルも、発車してすぐに食べはじめた。これは、いけない。
せめて15分たち、周囲の景色が開けてきてから食べてほしい。理想は豊橋通過後の浜名湖であり
そのためのベストポジションは、海側のAである。
ただし、発車40分後になると、トンネルが多くなるので注意したい。
さてぼくは、昭和12年の掛け紙を復刻した松浦商店の「親子めし」850円にした。
風情がある。旅感が無いのぞみで、旅情が滲む。
オジサンもカップルも半ば食べ終えた頃、僕は掛けヒモを解いた。
半々やや鶏飯が多いのがいい。
鶏と卵のそぼろの味付けが濃すぎず、同社の「特製とりご飯」と違い、おかずの量や種類が必要にして十分な点がいい。
玉子そぼろが粉のように細かく、舌にふわりと着地する食感がいい。
名前がいい。
ということで、よくよく考えられた弁当なのである。
味とお作法は、次回。