名古屋「吉い」 全ての言葉を乗り越えて。 2024.04.16 食べ歩き , 白身魚 , 名古屋 Tweet 柔らかいのでも、しなやかでもない。 品があるのでも,色気があるのでもない。 いや、そのすべてがありながらそうではないのは,学術的言葉も文学的言葉も、いかなる表現も、その味を表現するには至らないからである。 醤油皿に極少量しか醤油が注がれてないのは、醤油をつけずに、その味を感じて欲しいという、料理人の願いなのだろう。 カスゴという小さき体に秘めた。微かな成熟を大切にした仕事に、ただただ、ため息が出る。 「吉い」にて