今日の言葉「なるほど」

日記 ,

今日の言葉「なるほど」
カフェでコーヒーを頼んでお金を払った後に、ホットドッグが食べたくなり、セットにしてもらっていいかと、若い女性店員に尋ねた。
すると、「なるほど」。
と、かえされ、しばらく間をおいて、「それでは差額をいただきますね」。となった。
若い女子なのに「なるほど」と、おじさん的発言が面白く、返答として的確ではない点も妙におかしい。
現代で「なるほど」は、「確かにその通り」で使われるので、ちょっと使い方が違う。
本来は「成る程」で、「できる限り」の意味があり、そこから現代の意味に変化していったという。
インタビュー時に、これほど便利な言葉はない。
つい口癖で繰り返してしまうが、ぼくは意識して使わない。
「なるほど」と言ってしまうと、話が切れて、進展していかないからである。
もし言ってしまったとしても、その後に相手の話を繰り返したり、確認しなおしたりして、相手が気持ちよく話を続けようとする努力をしてみる。
芥川龍之介は、小説「俊寛」の中で、目上の俊寛僧都の発言に対して、目下の有王「なるほど、そう伺ってみれば……」と、続けているように。