変わった店名である。
変な名前に、気合を入れた若者が、鉢巻閉めてやっているのかと想像したが、初老の夫婦二人だけで切り盛りしていた。
できますものは、ラーメンとつけ麺である。
麺の茹で具合、味の強弱、油の濃さがアジャストでき、かつ麺もレギュラーと太麺で時間をいただければ、手もみもできるという。
さらにチャーシューもローストバラ肉が選べるようである。
二人でやられているというのに、ここまで複雑な組み合わせをやられいるのは、御客本位であろうとする、実直な思いだろう。
ラーメンに海苔と具としては珍しい「麩」をお願いした(いずれも10円)
ラーメン650円は安い。
さらにトッピングも安い。
すぐにラーメンは運ばれた。
一口スープを飲んで、微笑んだ。
コックリと濃い醤油味で、に母子が聞いているのだがいやらしくない。
丸く、どこか甘くなだらかな旨味が舌を包む。
昭和の匂いが漂っている、
そでいながら個性がある。
メンマはシャキシャキと弾み、チャー主0はしっかりとニカの味わいがある。
麩は、しばらく放っておくとスープをの射込んで茶色になり、すっしりと重く、面白い。
こいつを麺をすする合間に食べれば、箸休め的起承転結が生まれるのだな。
見ていると他のお客さんは注文バラバラで、つけ麺や辛い麺を食べていた、
卓上にある調味料で、鯖ニンニク粉というのが、香りきつくなくサバの旨味が出ていてよかった、