パネトーネ

食べ歩き ,

パネトーネが届いた。

習慣に沿って、クリスマスまで少しずつ食べているが、おいしさのあまりクリスマスまで持つかどうかわからない状況となっている。
あと一週間もあるのに、もう2枚目の写真の量しかない。
このパネトーネは、ドンク製である。
今まで知らなかったが、ドンクは1977年、今から40年以上前に。イタリアに研修に行ったり、イタリアから職人を呼んだりして、パネトーネ専用室を作ったのだという。
パネトーネが知られるようになったのは、今からせいぜい20数年前だから、その魅力にとりつかれたのだろう。
パネトーネもパンドーロも、卵と油脂、砂糖がたっぷり使われているが、パネトーネ種という特殊な培養酵母で、長時間かけて発酵と熟成を行なっているため、添加物なしでも長期間保存でき、かついつまでもしっとりとしている。
ドンクはパネトーネを作り出して8年、ついに北イタリアの菓子店「サンドに」から秘蔵のパネトーネ種を貰い受けて、現在につながっているのだという。
まずい。そんな話を聞くと、ますます愛おしくなってしまうではないか。
1日ひとかけらずつ食べていけば、クリスマスまでは持つとは思うが、どうも自信がない。
それまでにさよならとなる可能性が高い。