ひとかけらの

日記 ,

ひとかけらの雲もいない、天色の空に
緋色がどうたとばかり伸びていく。
モミジの赤は熟れて、どこまでも自由だ。

間もなく凋落の時を迎えるかと思へば、
ひときわ哀れが忍び寄る

軽井沢の紅葉。