「社長、新弁当を考案しました」。
「おおどんな弁当だ」
「鳥取名物 ジャンボ椎茸115号をメインにした弁当です。甘辛く煮た椎茸を炊き込みごはんにびっしりと乗せます」。
「ほお。それはいいな。それで?」
「ですから椎茸煮を隙間なく、ドドォッと乗せた弁当です」
「それはわかったが、他のおかずはどうする?」
「ですから、椎茸煮をもうびっしりとですね、これでもかと敷き詰めた」
「いやそれだけだと地味だろう」
「我が家では、よくやっとります。ハレの日の鉄板ごちそうなんです」
「君んちの実情はわかったが、さすがに椎茸ではキツイだろう」
「ならば鶏と椎茸土佐煮を加えましよう」
「いいな。名前はどうする?」
「おいしい椎茸弁当ではどうですか?」
「おいしい椎茸弁当か。なんか言いづらいな」
「そうか。”しい”が重なってる。ならおい椎茸弁当は?」
「ううん。自分からおいしいというのは、恥ずかしいなあ」
「では、嬉椎茸弁当。いや、喜ば椎茸弁当。たの椎茸弁当。ちょっと分かりづらいか。そうだ素晴ら椎茸弁当‼️」
「決まりだな」。
椎茸弁当 素晴ら椎茸 弁当 アベ鳥取堂 1080円
ご飯 1 おかず 2 価格1 箸0 特記椎茸 郷土色か個性点 1 総計点6点 (特記と郷土色か個性は0〜1点評価 他は0〜2評価 0→今一つ 1標準 2おいしい 箸0食べづらい 1少し短い 2標準 価格、高価、適価 廉価 計10点満点)
椎茸飴煮素晴らしい。味付け肉厚。これを食べるためだけに買うかちあり。筍もよし。惜しむらくは、鶏味なし 炊き込みご飯、味気ない。