THE味噌煮込みうどん.

食べ歩き , シメご飯 ,

交差点を渡る前から、もう味噌の香りが漂ってきた。
来年で創業百年となる、味噌煮込みうどん屋である。
入ると満席で、全員が味噌煮込みうどん一心不乱にを食べていた。
今日はぐっと冷え込んだので、絶好の味噌煮込みうどん日和だな。
お願いしたのは、「松天」、天ぷらと卵入の1550円である。
待つことなく、猛然と湯気を立て、ふつふつと煮立ったうどんが運ばれた。
うどんは細いが、ねちっとした、たくましいコシを持つ。
この細さがいい。
太いと食べにくい上に、お腹が膨れてしまう。
汁は、鰹節出汁が効いていて、煮込みというほど味噌はしつこくない。
いい意味の軽さがあって、それが99年飽きずに愛されてきた秘訣かもしれない。
さて、残念ながら海老天は、揚げたてではないが、その長さの半分は衣だけである。
これが昔で言うところの「たぬき」であり、この汁を吸ってぶよぶよになった衣だけが、後で活躍する。
ご飯である(写真は、ご飯小の下の少々。つまり小でも丼飯ほどある)
ご飯の食べ方としては、
1.煮込みうどんをおかずとみなし、うどんを食べながらご飯を食べる。
2.汁をかける。
3.小鉢に汁を入れてご飯をぶち込む。
4鍋にご飯を入れる。
5.レンゲにご飯を乗せ、汁の中に沈めて食べる。
色々試した結論から言うと、小鉢に移して、レンゲではなく箸で、かき込むのが良い。
つまり味噌汁茶漬けである。
ここに、衣のぷよぷよ君を参加させる。
すると途端にお下品になって、笑っちゃうのだな。
名古屋「角丸」にて