静岡
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藪蕎麦 宮本にて
食べ歩き「チョットだけつけてね。辛いですから」 老婦は、せいろ蕎麦を運ぶたびに言われた。 年の頃は70代後半だろうか。 品のあるおばあさんである。 せいろも……
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本には旬というものがある。
日記本には旬というものがある。 背表紙や表紙を見た瞬間に、読んでくれと呟かれる時である。 本屋であれ、Amazonであれ、それは常に呼びかけてくるのだが、後で買……
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駅弁勝負 「東華軒」の「シュウマイ弁当 980円」の巻
駅弁勝負 「東華軒」の「シュウマイ弁当 980円」の巻 死角だった。 鯵の押し鮨で有名な「東華軒」に、シュウマイ弁当があったとは。 では比較し……
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泳ぐ姿が、まぶたの裏に浮かんでくる。 静岡「シンプルズ」
食べ歩きそれは生きていた。 とうの昔に死んでいるのに、生きていた。 他の魚料理とは違う、生体反応が伝わってきたのである。 食べて目を閉じると、その魚たちが生き……
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「瞬」の仕事は美しい。
食べ歩き瞬の仕事は美しい。 例えば最後の鰻重のおしんこを見れば分かる。 同寸に切り揃えられた、大根と人参には精緻がある。 恐らく、毎月「京味」に通われ、料理人とし……
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鰻と卵は一つとなった。
食べ歩きその時、鰻と卵は一つとなった。 「う巻き」は普通、おいしいだし巻き卵を食べていくと鰻が現れ、その対比に舌が喜ぶ。 しかしこのう巻きは、鰻が現れた瞬間、玉子と……
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魚を生かす
日記Discover Japan最新号は魚特集。 伯方島「あか吉」の赤瀬さんとカリスマ漁師の藤本さん 静岡「成生」の志村さんと「サスエ前田魚店」の前田さん そ……
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桜エビ
食べ歩きなんと繊細なのだろう。 かき揚げにせず、バラ揚げにした小さなエビ1尾1尾が、舌の上で跳ね躍る躍動感があって、エレガントな甘みが溢れでる。 人の手がかかっ……
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いたくいけません。
食べ歩きこれはいけません。 いたくいけません。 サカエヤの近江牛レバーを、高橋シェフが炭火焼をし、「瞬」のタレをからませて焼き、セージバターをかけたものである。 ……
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稀代の焼き師
食べ歩きけんちゃんとなおちゃん。 稀代の焼き師二人である。
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