イクラの真髄 2012.05.03 食べ歩き , 魚卵 白子 , すし Tweet 筋子は日本語で、イクラは魚の卵を示すロシア語である。 食感は、やはりイクラに軍配が上がる。 その食感の魅力は、プチッと弾けるところにありと思っていたが、ある寿司屋で新イクラを食べて愕然とした。 弾けない。 歯に力を入れることなく、皮は柔らかにつぶれ、ねっとりとした甘味が溶け出してくる。 その官能的食感と濃厚な甘味は、まさしく命を誕生させようとする養分で、だからこそ酢飯と抱き合い、頭を痺れさせるのだと知った。