＜札幌カレー報告２＞

のりたまチキン。紅茶豚と大きななめこ。牛肉の塩煮込みと舞茸天ぷら、赤い豆腐。

これだけを見て、誰がスープカレー屋と思うだろう。

さらにトッピングは、青山さんの寄せ豆腐、ブーラージャン、海老香り粉、ごぼうバー、よだれ鶏、ソーキと、らしくない。

こうなると断然挑戦欲が湧いてくるじゃありませんか。

カレーは、クラシック、濃厚で甘みのあるBOSSA、ココナッツと柑橘が混ざったPYCHE 自家製麻辣醤の四種類。最後の自家製麻辣醤には惹かれたが、初めてならやはりクラシックだろう。

具は、不動の人気NO1と書かれていたチキンと野菜のカレーにしてみようと思ったが、ラムを試したい衝動抑えきれず、「超粗挽きラムと青谷さん寄せ豆腐のカレー」で一番辛いであろう「辛口」にし、香菜をトッピングし、ご飯は小盛りでキャベツとグレープフルーツのアチャールをトッピングした。

ふふふ。いざ来い。

いい。超粗挽きラムを噛み締めれば、ラムの香りと様々なスパイスの香りが、勇壮に響きあう。

さらに辛さの中で優しい豆腐の甘みが舌に流れる。

その辛さと優しさのせめぎ合いが、頬を殴られた瞬間、撫でられるようでたまりません。

次は、鶏団子のパリパリ揚げゴボウ、道産牛のネギ塩煮込みもぜひ。

店の名は「ソウルストア」と、韓国料理屋かと思ったが、いやこれは、スープカレーの可能性を探るべく、日夜魂こがしてます系なのかもしれない。