久々の勝負である。
駅弁秋の陣が始まり、様々な新しい駅弁が売られていた。
購入したのは、名駅弁屋、名古屋松浦商店の「天下とり弁当」とあんかけスパの「ヨコイ」がコラボした弁当である
「ヨコイ」に初めて行ったのは、今から30年前である。
食べて混乱した。
マズイのではない。
味が希薄で、ぼんやりとして、捉えどころがない。
B級らしい、下品の迫力も乏しく、なぜこんなにも名古屋の人を熱狂させるのが意味がわからなかった。
わからなかったので、次の月も行ってみたが、さらにわからなくなった。
僕の未熟な舌では、理解できなかったのである。
以来食べてはいない。
今回の駅弁は、鳥飯の鶏そぼろにあんがかけられ、一番人気の「ミラカン」の具である、ハムとウィンナー、玉ねぎ、マッシュルーム、ピーマン炒めに、ボークピカタが参戦し、ポテサラとキャベツ甘酢漬けを加え、海老ブリャーもつけた、豪華弁当である。
ハムや赤ウインナーの下品さがいい。
海老フライの惨めさ加減がいい。
しかしこれらを受け止めたいのは、白ごはんであって、鳥出汁ご飯ではしつこい。
さらに鶏そぼろにかけられたあんは、変わらずぼんやりとした味で、鶏そぼろのご飯換気力を削いでいる。
意気揚々と考えた開発者には申し訳ないが、ちょっと失敗かなあ。
対戦相手は、推定50代後半サラリーマン。
「牛肉どまんなか」であった。
人気駅弁を猛然と食べている。
普段ならこの弁当を安易に選んだだけで、勝ちだが、今回は負けかな。
天下とり御飯(あんかけスパver.) 松浦商店 1080円
ご飯 2おかず 1 価格1箸1 特記 郷土色か個性点1ノスタルジー総計6 点
鶏出汁ご飯2.鶏そぼろ2 ポークピカタ1.野菜
炒め (玉葱、 ウインナー、ハム、ベーコン、 マッシュルーム、ピーマン1 ポテトサラダ2 エビフライ1 卵 .キャベツ甘酢 1 あんかけソース0