<駅弁勝負 第100番>  「大阪竹籠田舎幕内」。

駅弁 ,

「大阪竹籠田舎幕内」。
非の打ち所がない。
久々のヒットである。
値段はやや高い。
だが十二分に値打ちがある。
蓮根、里芋(亀甲❗️)、さつま芋蜜煮は、柔らかく炊かれているが、柔らかすぎない。
ほどよい固さで火を止められていて、味が中まで入っているが、それぞれの風味がある。
椎茸も蓮根も、素揚げ南瓜も、それぞれの野菜に合わせた調味と加熱があって清々しい。
駅弁の野菜がおいしいと心が豊かになる。
そして 大きな鶏照焼も、よくあるすかすかではなく、鶏の滋味があり、同じくつかねのの味わいも優しい。
そして肝心の出汁巻玉子も、玉子の甘みと出汁のうまみがほとよく出会っていた。
さすが「水了軒」である。
これならどんな相手が来ても勝てる。
そう意気込んでいたのだが。
以下次号。