謎の小魚にやられる。

食べ歩き ,

二日目、まだダルパートは食べていない
今日は、昼ごはんを食べるためカトマンズから車で3時間半、80キロ離れたマレクにやってきた。
トリスリ川沿いに位置する町で、道の両側には、干した魚を吊るし店が、20数軒並んでいる。
どの店頭にも、揚げた魚介が並べられている。
だが、この「揚げた」という料理は、こうした田舎の大衆店では曲者である。
使い古した油を使うため、酸化して胸焼けしてしまう。
やがて揚げたての小魚が運ばれた。
恐る恐る食べた瞬間、「これうまいっ」と、叫んだ。
恐らくヒマワリ油か、香ばしい。
内臓を抜いた魚は、身がしっかりとして、うまみがある。
背骨も歯に当たらず、カリリと弾けて、小気味良い。
これはどこかで似た味を食べたぞと、記憶を辿る。
閃いた。メヒカリである。
道理で酒を呼ぶ。
トマトチリソースをつけて食べれば、もう止まらない。
どなたかこの魚の名前を知っていたら教えてください