見えない醤油。

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目の前に、なんてこたあない普通の目玉焼きがある。
やけに黄身が盛り上がって、きれいという以外、特に変わりはない。
こいつをご飯の上に乗せて、黄身を崩し、混ぜて食べ始める。
するとなぜか、醤油の姿がどこにもないのに、醤油の味がするのである。
黄身は完璧な半熟で、そこに醤油の旨味がなじみ、ご飯を掻き込ませる。
うまいっ。
どうやったかというと。
黄身と白身を分け、白身を先に焼き、中央に黄身を落として焼きあがるという、ロワゾー式目玉焼きをやったのである。
さらに小さなざるにあげた黄身には、キッチンペーパーをかぶせ、上から薄口をかけて10分置いた。
結果、醤油の風味が黄身につき、醤油の塩分によって、黄身の水分がやや抜け、よりねっとりとなる。
はは。
これ面白い。
次はチーズで試してみるか。