虚食。

食べ歩き ,

本日は会社をお休みして、同僚や先輩と栃木でゴルフを楽しんだ。
四時ごろ高速に乗ったら、無性に腹が減ってきた。ううむ今日の昼飯は十一時だったし、腹が減るのは当然だと思い、最初の上河内SAで小腹をなだめることにしたのである。
別に美食は期待していない。しかしどれでもいいやという性格ではないので、スナックコーナーで悩んだ。
天ぷらそばが無難か、ラーメンはやばそうだぞ。餃子はどうか、カレーうどんはどうか。
他の人が食べているものを盗み見る。厨房で作る過程を見る。こうして判断した後、「焼きそば」ならまあ間違いないし、350円ならいいやと選んだ。
やがてパックに入れられて出された「焼きそば」。備え付けの青海苔をたっぷりとかけ、「ええい下品にしてやれ」と、マヨネーズを脇に少しだけ絞って、いざ、臨んだ。

まずい。

わたしの記憶ではソース焼きそばがまずかった記憶は無い
1,ソース色をしているが、放置プレイのしすぎで、ソースの香りがまったくしない。  ソースのしょっぱさだけで香りのしない味を想像してみて ごらん。

2,一年前に作ったと思うほど。豚肉はミイラ化し、麺は仲良くく っついて、団子化している。 焼きそばを食べようと箸を持ち上げると、麺が束になって 持ち上がってくる絵を想像してごらん。

すっかりトホホになって、半ばで挫折し、断念した。そっと返却口に返し、このやるせなさをどうしたらいいんじゃいと、レストランに向かう。

そこで目についたのがTVチャンピオン遼順の餃子セット

普段ならチャンピオンとか鉄人はまず疑ってかかるが、今の心理状態では無理。
「あの表に出ていた餃子セットを」と、席に座るなりメニューも見ずに頼んだ。
待つこと十分。見たところ普通の餃子が出てきた。そのまま酢だけをつけて食べる。
1,皮が自慢らしいが、やや厚めで多少もっちり感がある。
2,食べると中から肉汁なのか茶色いスープなのかが、飛び出
る。ナンだろうとすすってみると、醤油と肉の脂が入り混  じった濃い味。
3,餡は肉のみ ただし汁の余白をとられるためか量は少
ない。
4,ご飯は期待通り 蒸れくさく、まずい。
5,ザーサイ付きとうたわれているものの、申し訳程度の枚数
が皿に張り付いている。
6,杏仁豆腐とスープ付き