葉山ハートセンターに、

日記 ,

葉山ハートセンターに、仕事のご相談で訪ねた。

1Fロビー。
一人用の椅子。
壁、天井ともに木製。
「こわし」という技で、細かい溝が彫られ
音が心地よく反射する。
ごみ箱もライトスタンドも壁の照明も
特製の木製だ。
外からの外光が、ブラインドの間から差し
天井で揺らいでいる。
(ちょうど時計の上あたりですね)

この場所には、形骸化し、陳腐になりつつある
「人に優しい」という言葉の本質が、
「意志」として流れている。

総長と長くお話させていただいた。
徹底的に患者の目線で考えられ、
どのような病院であるべきかを日々思い描き
名実ともに日本最高の心臓の病院であるのに、
まったく満足などせず、常に自らを点検し、
進化を思案し続けている。

僕などが言えることではないが、
あらゆる仕事の核心が、そこにはある。
サービスとは何かという答え。
いや、
人が人間として「仕事をする」という真理が
言葉の端端に満ちている。

看護婦長さん(なんと優しい目をお持ちの方なのだろう!)
ともお話しさせていただいた。
ある病気系統の権威でもある。
そのことに話が及ぶと
「あの病気は、生きている意味を、常に問い続けていく病気なのかもしれません」
と、おっしゃた。

最後に言われた
「人は気が付かないですけど、とても弱いものなのですね」。
言葉が、深く深く心中に沁みた。