祈り。

日記 ,

東南アジアの国々は、東ティモールとブルネイ以外は、すべて訪れた。
どこが一番良かったですか?
そう聞かれると、必ず、ミャンマーとラオスです。
と、答える。
尋ねた人は、おそらく料理のことを聞いたと思うが、僕が思うのは、人の優しさである。
どちらの国の人々も、カメラを向けると、素敵な笑顔返してくれる。
異国での笑顔こそ、救われるものはない。
ミャンマーで地震が発生した。
震源地マンダレイもその北のビンダレイもインレイ湖も行ったことがある。
納豆のルーツを尋ねる旅であった。
あの時素敵な笑顔を返してくれた村の女の子、傘張りの女の子、おいしい豆の揚げ物を作ってくれた食堂のおばあちゃん、インレイ湖畔の自宅で料理を作ってもてなしてくれた、ベイヤーユアマ村のウーチョーテントーサントゥエ一家のみなさん、民族衣裳をきて、北部伝統郷土料理を作ってくれたお母さんたち。
みなさん被災に遭われたことだろう。
胸が痛む。
地震報道のニュースを直視できない。
どうか、お元気でいてください。
祈るしかない。