青森市「中華そば すわ」

朝ラー。

食べ歩き ,

青森には朝ラーメンという食習慣があるらしい。
それはなんとしても検証しなければならない。
そこで、朝8時に開店する「中華そば すわ」に出かけた。
「なぜ青森には朝ラーメンという風習があるのですか?」と、青森の人に聞けば
「やっぱり夜飲んだ後の二日酔いの時は、朝からラーメンが食べたくなる」。
あまり答えになっていない。
朝8時に店に入ると、煮干しが香った。
すでにお客さんが2名いる。
やはり朝ラーメンの習慣は、あるらしい。
メニューは、「中華そば 中」600円の一つ。潔い。
麺は手打ち麺とちぢれ麺が選べ、トッピングは、チャーシュー、わんたん、煮卵である。
食べれば、押し出し過ぎない味で、ほっとした。
丸い、いい意味で個性を消したラーメンは、朝の舌に優しい。
聞けば、市内の超有名店でな13年勤めて、独立したのだという。
「でも同じ煮干し系でも、違いますね」と聞けば、「向こうは煮干し効かせてパンチを出してますが、こっちは味わいを出してます」。
そうご主人は静かに言った。
そう、朝食には、それがいい。