酒飲み話でゴメンナサイ<京都の平生>13

食べ歩き ,

朝から酒飲み話でゴメンナサイ。
一軒目は、「にこみ鈴や」。
ひょうひょうとした店主、もんちゃんが作る肴がうまい。
「ミノのおろしポン酢和え」は、散らしたオクラとの、食感の対比が面白いだけでなく、オクラにだけ柚子胡椒をまぶしているという心憎さ。
「ハツ刺し」は切った厚さがほどよく、「煮込み」は、汁が少なめでシマチョウの脂の甘みが、噛み締めるたびににじみ出る。
うん、こいつは酒が進んじゃうねと、独楽蔵特別純米を燗で2合。
すっかり楽しくなったおじさんは、二軒目「むろまち加地」へ。
「野菜炊き合わせ」で聖護院大根と金時人参の香りに目を細め、堀川牛蒡と海老芋の甘みに笑う。
「白子塩辛」と「子持ちこんにゃく」でちびちびとやって、「甘鯛の唐揚げ」の甘い身の爆ぜ方に、ニクいねこんちくしょうともう一本。
〆は、鯖寿司を一切れだあ。