明らかにイタリアだった

日記 ,

冷静沈着で理論的、不屈の精神を最後まで保ち、生真面目で几帳面、そして狡猾。
イタリアとドイツの国民性はどちらかかと聞かれれば、大多数の人がそれはドイツだと答えるだろう。
しかし今朝の試合は違った。
明らかにイタリアだった。
この精神と行動力さえあれば、低迷するイタリア経済なんてちょろいんじゃないのと、思う。
ブランデッリの采配が光った試合だった。
ヨアヒム・レーブに慢心や油断はなかったか。
なにしろ相手は、GS最終戦で自力で勝ち上がる可能性がなかったチームだ。
スペインがクロアチアに勝ったことで、決勝リーグに上がれたチームだ。

人はなぜ、あの安定したドイツがというが、
リベリーとロッペンがいないバイエルンと、ブチニッチとビダルのいないユベントスが対戦したら、どっちが勝つと思うと聞かれれば、躊躇すると思う。
バイエルン:ノイアー、ラーム、ボアテンク、シュバインシュタイガー、クロース ゴメス、ミュラー。
ユベントス:ブッフォン、キエッリーニ、ボヌッチ、バルザーリ、マルキーシオ、ピルロ。
名前だけ見ても、イタリアの方がおいしそうで、お腹すく(関係ないか)。

まあイタリアにはバロテッリという異人種がいるから、という人もいるが
バッジョやトッティ、デルピエロといった一人ですべてを解決するプレーヤーに、神に奇跡を託すカトリック信者の心情で、今までもチームを作ってきたじゃないかと思う。

最もこのチームはそれだけではない、戦術的面白さと攻撃の意思があって、とてつもなく面白い。スペインもすくわれる可能性が多くある。
少得点で勝ち上がるしたたかな戦力をとってきたデルボスケも、したたかだけどね。
後はバロテッリが、決勝でレッドカードをもらい、試合をめちゃくちゃにしないことを祈るだけだ。