旬の歳時記  酢橘8*10

食べ歩き ,

大阪新地で、細うどん「さかえ」に流れ込む。

菊正冷をやりながら、なににしようか思案する。

よし。ざるうどんを頼もう。

「わさびにしますか。酢橘にしますか」。

当然酢橘だ、いただきます。

つゆに酢橘を絞れば、酸味と香りが後押しし、うどんの甘味を持ち上げる。

華奢な体のうどんを、酢橘の爽やかな品が手助けし、瞬く間に食べ終える。

うん。

うどんもうまいが、酢橘も立派。

甘味少なく、切れのいい酸味に満足座る。