年の瀬に思ふ。

食べ歩き , 日記 ,

年の瀬に思ふ。

身の冬の とどのつまりは、湯豆腐のあわれ火加減、うきかげん。

月は隠れて雨となり、雨また雪となれしかな。

所詮この世は、ひとりなり。泣くも笑うも、泣くも笑うもひとりなり。

久保田万太郎 湯豆腐の歌