山がくる。 2006.07.28 日記 , 福岡 , 博多 Tweet まず、 流れの印を記したのぼりが見え、 年配の方や子供たちの先走りが続く。 「おいさ。おいさ」。の掛け声に水しぶきが舞い、 「おいさ。おいさぁ」。と、響きは、次第に凛々しく渡る。 そして山がくる。 舁き手は勇猛に舁き、走る。 水法被に締め込み姿に血が走る。 「おいさ。おいさ」。4分弱の舁き走りに、男を磨く。 男であることだ。 雄という本能をあらわすことだ。 暑き博多の早朝に、鳴り上がる雄の声。 初めての追い山が いまだ頭を巡っている。