失われつつあるもの

日記 ,

84歳の木地師が作られ、赤木さんが塗られた丸膳の写真を見ながら、ヨハン・ヨハンセンの音楽を聞いている。
人工なのに、自然の神秘と気まぐれが潜んでいる。
見つめていると,深山に佇んで.静妙な空気に包まれるようであり、静まり返った鏡湖に沈んでいくようでもある。
耳は、音楽と添い寝しながら、視覚は、めくるめく不思議に吸い込まれていく。