「牛肉湯」

食べ歩き ,

  • 牛脂の甘みがとけ込んだ

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台南の朝は湯はしごで始まる」
湯を二軒ハシゴ。
まずは街の外れにある「牛肉湯」。
本日屠畜したという牛を使い、営業時間は朝5時から8時!
朝7時、店はすでに大勢の客で賑わっている。
基本の牛肉湯とは、片っ端から切り刻んだ牛肉の固まり(もも肉系と思われる)を、まず丼にいれ、熱々の牛スープを注ぎ入れ、塩を少し入れて完成。
6秒ほど出来上がる。
この精力的な朝飯を作るのはおばさん達。
これが「六千牛肉店のトップ3」!
お客さんは、出勤前のサラリーマンや学生、このような文学少年やおばさんのお一人様も。
スープは、牛脂や牛バラ、すね肉や骨で、こんな感じ。
ラインナップは、牛肉、牛レバー、禁断の骨髄、心臓、バラ肉。

牛脂の甘みがとけ込んだ澄んだスープは、しみじみうまい。
ここにレバーとか牛肉など加えた味が加わるってえ寸法だ。
だからふにゃりと柔らかい、牛骨髄(日本ではBSE以来食べられません)が、一番クリアーな味がわかる。
これらの肉類を、たっぷりと生姜の千切りを入れた甘辛いタレに浸け、ご飯をかき込む。
牛丼より遥かに滋養がある朝飯である。
食べ進むうちに、体が上気し、一同無我夢中で食べてしまう朝食である。
最後はご飯に肉類載せて丼とし、あるいはスープかけご飯にして、満面の笑みで箸を置く。
ああ、食った。次は魚湯だ。