前にも述べたように、私はハンバーガーよりホットドック派である。
このホットドックの食べ方であるが、重要なポイントがある。
それは、「ソーセージとパンを同量ずつ食べる」という一点にある。
一口目はいい。しかし二口目は、前歯の構造上、パンの両端が出っ張ってしまう。(写真②参照)
この出っ張った部分を、平坦にならし(つまり出っ張ったパンの部分だけを食べて)、また三口目以降に臨むのである。(写真③参照)
これは写真のように、口の上下にパンを持ってくる、通称「スクロール」といわれる食べ方をなさる方も同様である。(写真④参照)
平坦にならすとき、パンだけを食べるというのは、同量ずつ食べるという精神に反しているのではないかとの指摘もあるが、パンだけを食べるという“わびしさ”が、一段とホットドックへの食欲を増す。と、私は考えている。
また、最初の一口は構造上、同量ではなくソーセージが多くなる。
これに対し、少しソーセージを引っ込ませるべきだと主張する人もいるが、私は反対である。
最初の一口で、まずソーセージのたくましい存在感を味わい、「ああ、ホットドックを食べている!」という、感動をわき上がらせる事が必要だと考えるからである。
ネット社会では、「ホットドック来たぁ」の感覚であろうか。
なおこの食べ方「ソーセージとパンを同量ずつ食べる」という定則は、ホットドック界において、「摂取定量化の法則」と呼ばれ、永遠不滅のものである。
しかしこんな事を考えながら、ベローチェでホットドックの写真をミラーレス一眼で撮っているオジサンは、相当ヘンである