今日の言葉「赤い糸」
電車に乗り合わせた、白人男性の二の腕に、3文字の日本語が彫られていた。
なにかと思えば「赤い糸」という文字か、極太の明朝体で書かれている。
日本語刺青にはいつくか選択肢があっただろうから、その意味するところを気に入って、選んだのだろう。
男女二人が、今はどんな関係だろうとも、見えぬ赤い糸で繋がっているとはロマンチックな運命である。
一方神道では、境界線を引き、あるいは神聖な結びつきを表すために赤い紐や糸が使われることがある。
現代でも、お守りや神社の結び紐に赤が多用されるのは、魔除けの意味と同時に「神様と人」「人と人」の縁をしっかりと結び留める(赤留=あかる)という意味が込められている日だという。
男性の隣には、仲睦まじく白人女性が座っていた。
するってえと男性は、「僕と君は赤い糸で結ばれているんだ」と、口説いたかもしれないし、二人の縁が切れぬよう、刺青を入れたのかもしれない。
そんな目で見ると男性が可愛らしく見えた。
ちなみに友人らしき別の白人男性が入れていた刺青は「間」だった。
