中華街の味を元八幡で

食べ歩き ,

本日はサエキけんぞうさんの案内で、本八幡へ。
6月いっぱいで閉店という、「正華樓」へ連れていっていただいた。
箸袋には、「中華街の味を元八幡で!」とある。
70歳になるというご主人は、横浜中華街の今は無き「華勝樓」で働き、その後池袋で開店してから、本八幡で店を開いた。
「池袋の店で酸辣湯麺を始めてね。その時はどこもやっていなかった」という。
特別にお願いした「獅子頭」は、ふわりと柔らかく肉の香りがあって、「カリフラワーの蟹あんかけ」や「春巻」、「海老のトマト炒め」など、古き良き昭和中華をいただいた。
「酸辣湯麺」も酸や胡椒が優しくきいた味わいで、懐かしい。
昼宴会の後は、故星野道夫さんが行きつけだったという、喫茶店「蛍明舎」へ。
星野さんはここで原稿を書いておられたという。
サエキさんも何度かお会いして、交流があったと聞いた。
香り高いコーヒーをいただきながら、アラスカへの思いを馳せながら、常席だったというカウンターの隅で静かに飲み、原稿を書く星野さんの姿を思い浮かべた。
閉店