レオン・ラッセルが逝った。
初めて出会ったのは、映画「マットドッグス&イングリッシュマン」だったか、新宿レコードで買った、輸入盤の2nd「レオン・ラッセル&ザ・シェルター・ピープル」だったかは覚えてない。
とにかく買って来たレコードを聞きながら、その楽しさにソファの上を跳ねながら聞いたのを覚えている。
1972年の事だった。(アルバムリリースは1971年)
バック・ミュージシャンには、クラプトンやジョージ・ハリソン、カール・レイドル、ジム・ゴードン、ジム・ケルトナー、ロジャー・ホーキンス、バリー・ベケット、ジェシー・エド・デイビス、ジム・プライスなどのメンツが生き生きと、当時の言葉で言えば、スワンプロックを演奏している。
僕はそのしゃがれた悪声がなんとも好きで、何度も聴きながらピアノの前でレオン・ラッセルになったものだった。
その後1枚目は買ったものの、成功した3枚目以降は買っていない。
あの頃の若いながらも(30歳)どこか老成し、ソングフォーユーなどの美しいメロディーを作りながらも、土臭く荒削りな矛盾にロックを感じていたのかもしれない。
さようなら、今夜はずっと聞くよ。
やはりザ・シェルター・ピープルかな。
そして曲は、AlcatrazやディランのA Hard Rain’s A Gonna Fallもいいけど、一番歌ったCrystal Closet Queenにするよ。
さようなら。ジェシー・エド・デイビスに再会して、天国でも腰を振って歌っているかな。