これは一つの才能である。

日記 ,

これは一つの才能である。

昨日も間違えた。
多い時で、1日3回は間違える。
なにを隠そう(隠す意味すらないが)、僕は電話番号を必ず押し間違える才能がある。
ついでに言えば、電話番号を紙に写す時も、間違える才能がある。
いやそれは才能とは言わんのだよという人もいようが、これだけ気をつけていても間違えるというのは、一つの才能だと思う。
おそらく僕の中で誰かが、電話番号を押すとか書くという行為に移る時、そのままじゃ面白くないじゃんと、個性を発揮したくなるのだろう。
あるいは、潜在的に電話番号自体を軽視しているのかもしれない。
しも二桁で間違えることが多いので、番号の押し終わりに向かって、意識が飛ぶのかもしれない。
そうして「現在使われていません」ならいい。
知人に電話かけたつもりが、「はい。いつもありがとうございます。⚪︎⚪工業商品部でございます」と言われることがある。
こちらもびっくりだが、相手もいい迷惑である。
治そうと思っているのだが、いつも間違ってしまう。
人と違い、電話番号を押す指をつかさどる脳の指令が、時折寸断されるのか別系統なのかもしれない。
と他人事のようにいっているようじゃ、また間違えるな。