〜八戸三社大祭〜

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〜八戸三社大祭〜
小学生も80歳のベテランも。みんなが主役です」。
三社大祭の山車を作るリーダーを長年務めるかては、そう誇らしげに語られた。
三社大祭もは、八戸特有の壮大な山車を27の町が競い合う祭りである。
元は祇園祭の系譜を引くらしいが、そうした影響を受けている他の祭りと異なるのは、山車は毎年作り変える。
山車は、人形師などのプロの手を借りず、全員が他の仕事を持つ素人である。
全員がボランティアであり、山車を作るお金は、毎年4〜500万かかるが、寄付金やわずかな助成金やスポンサーフイー、レンタル代などで、なんとかまかなつているという。
五月の連休から製作に入り、8/1の本番まで不眠不休で作り上げる。
本業が終わってから夜に集まり、大人は山車の製作を延々と続け、子供達はお囃子の練習をする。
「子供も大人も一緒に目標を目指すんです。もちろん子供たちには、最低限の行儀作法を教えます。親から子へ、兄弟姉妹へ。受け継がれていきます。他人の子供であろうと、正し、怒る。そしてどんなことがあろうと守る。だから高校一年の子供と他人のおじちゃんおばちゃんが平気で肩並べてご飯食べてます」。
「私はですから、40数年間誕生日を祝ってもらったこともないですし、今回はワールドカップも見れてません。私らだけでなく、当日はお母さんたちは、祭りの当日は炊き出しでお母さんたちは、祭りも見れません。その全ての人たちが主役なのです」。
今都会では、コミュニティの必要性が問われ、求められている。