【独レポ】おトイレ談義

ドイツでのおトイレ観察は重要な任務であるとの認識を受け、レストランに入るたび、列車に乗るたび、博物館に行くたびに、カメラを抱えてトイレに入った。

 ドイツに行ってまず初めに入ったレストランが、ライプツヒの「アウアーバッハス・ケラー」なる創業1525年の老舗である。

トイレへのアプローチも重い木の扉を二つ開けて至る堂々たるものだったが、意外と便器はシンプル。
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実はドイツのトイレはどこもこんな便器なのである。わたしが入ったところは、みなこれと似たり寄ったりで拍子抜けしたというところ。

 ただしこんな男性小用は日本にはない。

日本のように 「さあ気持ちよく流して」と、問いかける、立て板にかけ流し状態の広々縦長はなく、
「よっしゃ、最後の一滴までしっかりキャッチしてやるぞ」といった、積極果敢なカーンやレーマンのごとき意気込みで、受け口が上向いている。
ただし足の短い人は届かない。

背伸びしなきゃ届かない。子供も無理。

なんでもドイツのジェントルマンは個室に座って小もするらしい。

さらには、放物線の先端が集中するため、音が大きい。

いたしている実感が伴っていいという話もあるが、中にはこれを嫌ってか、メッシュの網が敷かれていてるものもある。これは水流を拡散するため音が静か。

このメッシュ、日本でも報道されたようだが、ワールドカップ仕様として、改良された。
写真は、1628年の老舗であるデッユセルドルフの「ツム・シッフヒェン」でであったもの。
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中にはシュートが多すぎたのだろう、あらぬ方向を向いたゴールポストもある。
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あとの特徴は、有料が多いということ、ドライブインやデパートなどで見受けられて、トイレおばさん(時にはおじさん)がいてコイン入れに 20~50ユーロくらい入れていく。見ていると50ユーロが多かった。

 また絵がかかれておらず、最初は、男子用:Herren 女子用:Damenのどちらかが分からずに、誰かが出てくるまで待ったこともあった(調べていけよという話)。

手を乾かす機械</strong>がどんなところにも大抵あるのが、機能的なドイツを感じさせる。

 トイレのドアは凝っているものもある。
 これはフランクフルトの「ツム・ゲーテルマン・ハウス」のもの

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 一番の傑作はベルリンの「ツル・レツテンインスタンツ」のもの。
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 らぶりぃ。