「ウツワ器」という言葉

日記 ,

「ウツワ器」という言葉は、日本語の「ウツ」という言葉から転じたものだという。
「ウツ」という言葉は、「空」や「虚」を意味するが、日本人は無に「面影」を投影する。
ウツはその魂を映し、やがて「うつろい」となる。
ウツロイは、さらに「ウツツ(現)」となり、「有」へと変わる。
「ウツワ」とは、この「ウツ」なるものの容れ物という意味である。
これはフランス人の建築家が、あるコンセプトブックに記した言葉である。
彼女の名は、Lina Ghotmeh。
フランスの著名な建築家であり、東京国立博物館での「フランス人間国宝展」の展示デザインを担当したことでも知られる。
世界中の建物を見てきた彼女は、有田で器の精神に打たれた。
11月。有田でフランスの人間国宝の人たちと、有田の人間国宝の人たちがコラボする。
全体をデザインするのは、ウツワの意味するところを、日本人より理解しえたLina Ghotmehである。
日本人として、これからウツワとともに生活していくものとしてこれは、見に行かねばならない。