今日の言葉「ごめんなさい」。
引退セレモニーの挨拶だった。
まず感謝の気持ちを述べた後、彼は謝った。
数多くの引退の言葉を聞いたが、謝りから入るコメントは、初めてである。
「若かった僕は、こんなに愛されていることに知らずに過ちを犯した」と、続けた。
アントワーヌ・グリーズマンの引退セレモニーである。
2019年シーズン、アトレティコマドリーからバルサに移籍した時の話だった。
3年で戻ることになるが、移籍当時も戻ってきてからも、サポーターの怒りは収まらなかったように思う。
以来彼は、カウンター攻撃の起点になりながら、多くのシュートも決めていく。
いつも、シメオネ式カウンターアタックの中心にいた。
セレモニースピーチの最中、サポーターは泣いていた
サポーターだけではない。
あの強面のシメオネ監督でさえ、涙していた。
選手、監督、コーチ、クラブスタッフに感謝の言葉を述べた後、妻に感謝の言葉を述べた。
最後には、息子をブロサッカー選手にすべく、片道を六時間をかけて、フランス全土のクラブを回った父親に感謝の言葉を述べた。
心を裸にして謝り、その後に述べた感謝の言葉は、人の心に刻まれた。
