《本当の自分はお尻にいる》
「光老化」という言葉をご存知だろうか?
有害な紫外線によって、肌が激しく老化していくことである。
先日、アンチエイジングの専門医から、お話を伺った。
「しみ、シワ、たるみ」の元凶は紫外線だが、そのすべてが悪いわけではない。
例えば現代では、若年性近視が急増しているが、それは子供が外で遊ぶ機会が減り、スマフォやゲームでブルーライトを浴びるようになったことが原因であるといわれている。
中でも、アジア人の近視発生確率が高いらしい。
人間や動植物は、本来紫外線を浴びてこそ、健やかに育つようにできている。
紫外線を浴びるということは、体内でビタミンDを生成し、免疫力を高め、肌艶をよくする効果がある。
しかし今の母子手帳からは、「日光浴をしなさい」という項目が消されてしまった。
オゾンホールができたことにより、本来は地上には届かなかった、UVAやUVBといった有害紫外線が届いているからである。
体中にUVカットクリームを塗らなくてはいけないが、唯一関係ない部位がある。
それはおしりである。
お尻の肌は、ヌーディスト以外、有害紫外線にさらされていない肌であり、顔の肌との差が光老化の判断になるのだという。
年齢相応の肌かどうかは、顔とお尻の肌を見比べて見ればわかる。
ただし問題は、どちらも鏡を通してしか見ることができないことである。