紅玉の魂

食べ歩き , 日記 ,

紅玉の、太く、豊かな甘みと柔らかな酸味が溶け合い、微かな苦味が香る。
そこには、大地の逞しさと太陽の大らかさが確かにあって、舌にねろりとしなだれかかるのだ。
瞬間、サクサクと、あるいはザクツと、焦げるす寸前まで焼いたパートシュクレの香ばしさが弾ける。
ははは。顔が緩んで仕方ない。目を閉じ、林檎の豊穣に生かされている感謝を、噛みしめる.
京都オーグルニエドール。

 

ショートケーキ