東京とんかつ会議 第33回
銀座「かつぜん」のリブロースかつ(3800円)
<肉1、衣3、油2、キャベツ3、ソース2、御飯3、新香3、味噌汁2、特記なし 19点(各項目3点満点、特記項目含め25点満点)>
東京とんかつ会議 第33回
銀座「かつぜん」のリブロースかつ(3800円)
<肉1、衣3、油2、キャベツ3、ソース2、御飯3、新香3、味噌汁2、特記なし 19点(各項目3点満点、特記項目含め25点満点)>
とんかつ割烹という珍しい形態のお店。夜は、野菜を中心とした料理や揚げ物を、数皿供し、とんかつでしめるというスタイルの料理店である。 一方昼は、限定の昼コースもあるが、基本はとんかつ中心でやられている。今回のテーマは、火曜から金曜の平日限定ロースカツの定食であったが、筆者はやむなく土日に出かけたため、千円高いリブロース定食となってしまったことを、お許し願いたい。
リブロース定食は、最初に野菜の炊き合わせが出て、とんかつが出される。香ばしい茶色に上がったとんかつは、香ばしく、特に中粗の衣がサクサクとしておいしい。
香ばしいのに、水分が多い肉で、やや高温で揚げているせいだろうか、大部分の衣がはがれてしまっているのがもったいない。肉に甘みはあるものの、食べ進むと、次第に味が抜けてくる点もあり、値段からも考えて、あえて1とした。
リブロースは、ロースに比べ繊維がしっかりとして、脂身もたくましい。脂身が生きるとんかつにとってはおいしい肉だが、揚げるのも難しい。このリブロースも、かぶり側の脂身にやや火が通っておらず、噛み切れない状態に揚げられていた。脂と肉の過熱時間と温度が違いながら一緒に揚げなくてはいけないとんかつの宿命であるが、今一度仕事を点検されてはいかがかと思う。
ご飯は、甘く輝きおいしく、細切りされたキャベツもみずみずしく、お新香のつかり具合もほどよい。味噌汁はやや香りが乏しかった。ソースは香りが高いものの、味濃いゆえ、少しずつかかけるほうがよい。
また特製ニンニク味噌ソースも用意されるが、アクセント的に極少量かければご飯が進む。
という珍しい形態のお店。夜は、野菜を中心とした料理や揚げ物を、数皿供し、とんかつでしめるというスタイルの料理店である。 一方昼は、限定の昼コースもあるが、基本はとんかつ中心でやられている。今回のテーマは、火曜から金曜の平日限定ロースカツの定食であったが、筆者はやむなく土日に出かけたため、千円高いリブロース定食となってしまったことを、お許し願いたい。
リブロース定食は、最初に野菜の炊き合わせが出て、とんかつが出される。香ばしい茶色に上がったとんかつは、香ばしく、特に中粗の衣がサクサクとしておいしい。
香ばしいのに、水分が多い肉で、やや高温で揚げているせいだろうか、大部分の衣がはがれてしまっているのがもったいない。肉に甘みはあるものの、食べ進むと、次第に味が抜けてくる点もあり、値段からも考えて、あえて1とした。
リブロースは、ロースに比べ繊維がしっかりとして、脂身もたくましい。脂身が生きるとんかつにとってはおいしい肉だが、揚げるのも難しい。このリブロースも、かぶり側の脂身にやや火が通っておらず、噛み切れない状態に揚げられていた。脂と肉の過熱時間と温度が違いながら一緒に揚げなくてはいけないとんかつの宿命であるが、今一度仕事を点検されてはいかがかと思う。
ご飯は、甘く輝きおいしく、細切りされたキャベツもみずみずしく、お新香のつかり具合もほどよい。味噌汁はやや香りが乏しかった。ソースは香りが高いものの、味濃いゆえ、少しずつかかけるほうがよい。
また特製ニンニク味噌ソースも用意されるが、アクセント的に極少量かければご飯が進む。