栗の甘さと無常。 2013.10.17 ポエム , 木ノ実ナッツ類 栗 Tweet 甘い。 だがこの栗に比べたら他の栗の甘さは、なんと不自然なのだろう。 甘さが静かに立ち上がり、口の中をたゆたっては、消えていく。 瞑目し、丸く、つたない甘みの余韻を噛みしめる。 この丹波栗を生みだす大月さんは、農薬を一切使わず、手で害虫を取っていくのだという。 自然の甘さとは切ない。 それは甘さに、自然の無常がしみ込んでいるからだろうか。