3月31日、『東京最高のレストラン2021』発売となります。
コロナの影響でじっくりと取材を重ねたために、通常より約4ヶ月遅い発売となりましたが、その分濃ゆくなりました。
なにしろほとんどの新店は、コロナ下でも開店しようとする気概のある料理人たちです。
あるいは開店したらすぐコロナになってしまったという店です
でもどの店も情熱と愛にむせかえっていました。
東京で20年間、最高のレストランを選び続けて来た本としては、こういう時期に出せたことが、意義があると感じます
そして選者の一員として参加させていただいていることを誇りに思います。
関わって数年間、選ぶ楽しみと同時に選ぶ苦しみも味わいました。
後半の対談では、惜しくもご逝去された三谷シェフと北山さんのことを語っています。
また無念にも閉店された店にも触れています。
そしてコロナを経て飲食界ははどうなっていくのか。喧々諤々と語りあいました。
この本を読むと、レストランの選び方を考え直すかもしれません。
そしてレストランにどんどんでかけてください。
今後も愛するレストランが輝き続けることを祈って。
私たちの選択とは、つまるところ、私たちの責任なのです。
エレノア・ルーズベルト