64歳になった

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64歳になった。
堂々たるジジイである。
ジジイだが、今年は初めてのことをしたいと思っている。
1、 食文化の活性のため、コミニュティを開催する準備をしている。
2、 今まで食べ、書き、写真を撮った、述べ一万軒以上のテキストや写真のアーカイブのため、HPの開設準備をしている。
3、 前にも話した、小学生の起業のために力を貸したいと思っている。
その他、フードツーリズムや、マグロやうなぎの問題の拡散や、タベアルキスト養成や個人的なスキルアップのため、様々なことを企画している。
期待しないで待っていてね。
今日は、大阪に来た。
辻調の木下先生の退官記念パーティーである。
その楽しく美味しい模様は、またあげるが、一人ホテルで寝るのも芸がないので、「セラーバー」で祝ってあげることにした。
まあ、そういう理由をつけて、しばらく絶っていたお酒を飲むことなんだけどね。
ボルドーの赤ワイン樽で寝かせた、BRUICHLADDICH16年のAキュベを飲みながらセリエDNo4をくゆらす。
甘い香り漂うモルトに煙を合わせる喜びに、夢想が広がり、空に昇っていく。
なくなると今度は、ハイピートに合わせたくなって、カリラ12年でくゆらすことにした。
時間は緩み、一人嬉しくもないが感謝しなければいけない誕生日を噛み締め、次第に時間に埋没し、現実を離れて、「いい誕生日だった」という思いが、沈殿していく。
人はそれを酔いとも錯覚ともいうだろう。
でも酒飲みにしかわからぬ陶酔は、確かにそこにあって、僕を深い深い夜のしじまに誘い込むのだった。