「峠の釜めし」を初めて食べたのは小学校の頃だから、もう半世紀も食べ続けている、最長不倒記録の駅弁である。
高校や大学生のころは、一気に二個食べた。
蓋を開けたらそのまま何も考えず、一気呵成に食べてもおいしい。
だが分別のついた今は。自分なりの食べ方を確立している
以下、手順を記す。
① 蓋を開けたら、シイタケと杏、栗を蓋の裏に移す
② シイタケを退けたスペースにご飯が現れるので、そこから食べ始める。
③ 最初のおかずの順番は、ごぼう、タケノコ、シイタケ半分、鶏肉である
別添えのお新香(キュウリ漬け・山ごぼう漬け・小ナス漬け・小梅漬け・わさび漬け)は、釜飯を食べる句読点としてのリズム作りを促す
④ ただし小ナス漬けは、わさび漬けを擦りつけると美味しい。
⑤ ささがきごぼうは紅生姜と混ぜて食べるとおいしい。
⑥ 鶏肉はご飯の上に乗せて一緒に食べても美味しい
⑦ 途中まで食べたら空いたスペースに鶏肉や卵などを落とし込み、より食べやすくする。
⑧ 杏問題。シウマイ弁当ほど問題ではない。デザートとして食べても良いし、このようにとりと抱き合わせて食べても面白い。
⑨ 3個のグリンピースは大切に、序盤、中盤、終盤に分けて一つずつ食べる
⑩ 筍と栗は細かくちぎる
⑪ それぞれご飯に混ぜ、筍ご飯(右)、栗ご飯(左)にし、筍ご飯から食べて栗ご飯で締める。