品川駅で。崎陽軒の幕の内弁当980円と迷いに迷い、食べたことがないNREの幕の内弁当千円を選択した。
『弁当の三種の神器、焼き魚、卵焼き、蒲鉾入り！』とうたっていて、NREもわかってるじゃないかと、購入いたしました、
景色はいい。しかしどうしてこんなに、豪華にしちゃうんだろう？

会議で、「三種の神器さえ充実していれば、あとは野菜の煮物だけで潔くいきたいと思います」。
という担当者の言葉に、「海老は入らんといかんだろ」。「ちょっと凝ったもの、椎茸肉詰め揚げなんかどうだね」と、上司に押され、反論できずに豪華になっちゃったんだね。ご苦労察します。

結果、味を無くした海老は、殻を剥く手を汚す役目しか果たさないし、椎茸は、味のきつい肉に負けてうなだれ、世の無常を教えてくれた。
でも野菜の炊き合わせやキンピラは、味が濃すぎずよかったよ。鮭も脂がのって、立派だった。
他の具で予算を取られたのだろうね。神器と謳うわりには、蒲鉾は薄く質も並以下、玉子焼きの大きさも寂しいな。
海老や揚げ物入れときゃゴーカに見えるだろうという、既成概念を、いつかNREが打ち破る日を、期待してるよ。

今回は、君の悔し涙のしょっぱさが、切なかったかな。